ソラビト、中古建機の鑑定アプリ提供開始 スマホで撮影、情報不足解消

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ソラビト、中古建機の鑑定アプリ提供開始 スマホで撮影、情報不足解消

2019年04月28日

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要約すると.ブルー.png

  • ・中古建機をスマホで鑑定できるアプリが誕生
  • ・「オールストッカー」運営のソラビトが4月から提供
  • ・同アプリにより、買い手のリスクが軽減される

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▲建機の鑑定アプリ、iOS版リリース

スマホで建設機械を鑑定できるアプリが誕生した。中古建機売買の国際プラットフォーム「オールストッカー」を運営するソラビト(東京都中央区)が4月より提供を開始。全国50社と鑑定の提携網を展開し集約した技術をアプリに導入した。一般開放によって建機の二次流通活性を図る。

同アプリにより、機械を保有するレンタル業者や建設業者はもちろん、一般のリユース業者や個人レベルでも、スマホで建機を360度撮影することで、売却に必要な情報5000社以上の会員を擁する。従来は、機械を売却したい所有者の元にソラビトと提携している鑑定業者が訪れ、機械の撮影やコンディションレポートの作成を行っていた。鑑定企業は全国に50社存在するが、会員増に伴い出品台数も伸びていた。鑑定士の不足により、訪問鑑定が及ばない地域も出ていた。

鑑定アプリでは、機種やメーカーを選択後、スマホで機械のまわり1周分を撮影。そしてエンジンや走行などの不具合について回答すれば完了だ。レポートがメール送信され、それを元にオールストッカー会員に買取りの見積依頼を出せるほか、自前で売却してもよい。

「これまで保有者が思い思いの方法で撮影等行っていたが、情報の不足や不揃いが生じ、買い手にとってはリスクを加味しながらの購入となっていた。大切なのは情報伝達。健全な取引を後押ししていく」(青木隆幸会長)

4-A②コピー.jpgのサムネイル画像▲青木隆幸会長

オールストッカーでは現在、月100台以上の機械を取引。油圧ショベルなど中心単価は250万円前後。

第462号(2019/04/25発行)4面

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