ブックオフ、「当たり前を改善」電子サービスで査定待ち時間を解消

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ブックオフ、「当たり前を改善」電子サービスで査定待ち時間を解消

2020年01月02日

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買取査定額が出るまで、店内で1時間以上待たなくてはならない...。店頭買取時、「当たり前」のように発生する査定待ち時間。これを解消すべくブックオフグループホールディングス(神奈川県相模原市)は11月13日、買取代金をキャッシュレスで受け取れる「スマホで受取コース」を全国125店舗で開始した。即時査定の必要が無いため、利用客・店舗双方の利便性向上に期待できそうだ。

査定客に「スマホで受取コース」を説明する店員

1時間以上査定の待ち

「ピークタイム時は1~1.5時間程査定待ち時間を頂く店舗もありますが、それが当社の中で『当たり前』となっていました。この状況を電子サービスで打開できないかと思ったのです」と話すのは、ブックオフコーポレーションITサービス企画部の清川貴志マネージャーだ。

店頭で査定申込みした場合、これまで利用客は待つか再来店の2択しか無かった。一方で、店員も査定に追われるといった課題があった。

今回開始された「スマホで受取コース」の特長は、申込後に待つ必要が無くなる点だ。

まず、来店客が受付で同コースを選択すると、LINE Payやau WALLETプリペイドカード等5種類の決済サービスから、希望する受取手段を選択。必要事項と同意書を記入し、控えを受け取れば、手続き完了。買取代金は、当日中に各決済サービスへ入金される。

留意点は、買取受付後にキャンセルできない点。「ターゲット層は、買取額がいくらでも構わない『処分ニーズ』を持つ人。当店買取利用客の約8割は該当すると思われます」(清川氏)

利用客・店員の負担軽減

狙いは、利用客・店舗・会社の「三方良し」。利用客には、期間限定でBOOK OFFポイントが100ポイント付与される。店舗側は、該当査定はピークタイム以外に回せるため、店員の作業平準化が図れる。また、買取代金を各ペイメントで受け取れるため、精算業務の削減が可能。会社としては、利便性の高い査定を浸透させることでリピーター確保が期待できるという。

決済ゲートウェイ活用

同サービスの決済関連業務を引き受けるのは、ヤマトHD傘下のヤマトシステム開発(東京都江東区)だ。同社は、法人から個人への支払いをマルチに対応するゲートウェイ機能「マルチバリューチャージサービス」を展開している。

「ブランドプリペイドカードや電子マネーギフト、モバイル送金・決済サービス等を取りまとめて、個人が希望する決済手段でサービスとして提供するのは、同サービスが国内初です」(ヤマトシステム開発 杉野啓太アシスタントマネージャー)

今後、ブックオフはサービス導入店を2020年4月までに約700店まで増加させる予定。ヤマトシステム開発は、対応可能決済数の拡充等を進める。

「導入5年で、全買取客の20~30%の同サービス利用率を目指したい」(清川氏)

第478号(2019/12/25発行)7面

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