デッドストック二次流通が加速 リユース企業が現金化を支援

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デッドストック二次流通が加速 リユース企業が現金化を支援

2020年05月09日

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昨年の消費税増税、暖冬や、今回のコロナ不況により、販売不振のアパレル企業が在庫圧縮に動いている。これを受けて、アパレル在庫買取を積極的に行い新たな販路に流す動きが活発だ。なお情報は4月20日時点のもので、変更の可能性がある。

販売不振のアパレル企業が在庫圧縮

ウィファブリック
買取・委託販売を開始 1万人のバイヤーが登録

スマセルアパレル向けのBtoBモール「スマセル」を運営する『ウィファブリック(大阪府大阪市)』が不良在庫の買取を強化している。同社が委託又は買取を行い、出品の代行を行うサービスを新たに開始した。

スマセルはアパレル等のデッドストックを売買できるサービスとして17年夏より運営。19年夏の時点でバイヤーがおよそ3300法人、SKU数3000点ほどだったが、現在およそ9800法人、6000点に増加。4月中に登録者は1万人の大台に乗った。

委託・買取の開始は2月から実施している。同社がクライアント企業から在庫データと商材を引き取り、査定を経て、同社の工場で出品を代行する流れ。すでに30社ほどから問合せを受けており、プレスマネージャーの藤本恵子氏は「アパレル店の中には新品を廃棄する事例もありうる状況で、まさに頑張り時だと感じている」と気を吐いた。

シナビズ
アパレルから依頼増 販路のスモールB開拓急ぐ

法人在庫買取と法人販売事業を行う『シナビズ(東京都品川区)』では、新型コロナの影響を受け、アパレル事業者の在庫買取依頼数が昨対比で3割伸びた。

シナビズはオークファン子会社。企業在庫を買取・検品し、同社の保有するスモールB向けに提供する「リバリュー」を運営する。「依頼数は去年より増えている。昨対比130%ほど」(リバリュー事業部 田村一紀氏)

暖冬の影響もあり、アパレル系・ベビー系事業者から在庫キャッシュ化の問い合わせが増加。またレンタル事業者からも、レンタルアップ品の回転率下落を受け、既存販路に加えて同社に問い合わせる事例があると話す。

田村氏は、今回のコロナによって副業に参入する人が増え、在庫の販売先が増加すると予測。「既存流通のキャッシュ化と、グループ全体で個人事業を支援し、家でも事業を行うことが出来ると社会全体に周知したい」と意欲を見せた。

コメ兵
アパレル向け在庫買取を強化 最短翌日支払に対応

『コメ兵(愛知県名古屋市)』はアパレル業界に向け、買取サービス「法人買取」を3月下旬より強化した。入金日を最短翌営業日とし、在庫の早期キャッシュ化を支援。この施策は3月19日から4月末まで行う予定だ。

今回の施策は、社内の決済システムを整え決済手順を効率化したことで実現した。営業企画部の吉田浩之氏は「キャッシュフローが経営に大きく影響している事業者様に、できるだけ早くお振込みさせて頂き安心を提供したかった」と話す。従来3~5営業日かかった支払いスパンを最短翌日に振り込み、問合せから最短1週間でキャッシュ化する。3月には5件問合せがあった。

買取品はアパレルのブランド維持が可能な販路を協議した上で、店舗やECなどを活用し販売する。

買取王国
買取商材を拡充 工具・ブランド・家電・食品に対応

東海地区を中心に総合リユース店を展開する『買取王国(愛知県名古屋市)』は、法人の在庫買取に対応する商材を13日より拡充した。

同社はこれまで「事業主様向け買取サービス」としてアパレルとホビーの在庫買取を行っていた。今回は新たに工具・ハイブランド・家電・食品に対応し、計6商材の買取を行う。買取商材は同社の店舗網を活かす形で販売。成約の最短即日に振り込む「スピード現金払い」にも対応する。

全国エリアに対応するが、コロナの影響を受け、出張や訪問は自粛している。

第486号(2020/4/25発行)20面

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