今までの常識、価値観の大きな変化に対応

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今までの常識、価値観の大きな変化に対応

2020年05月22日

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明日のリユースを創る!
実践マーケティング講座

第20回 新型コロナウィルス対策
リユース企業が今取り組むべきこと

新型コロナウィルスの影響で、リユース業界も大変大きな影響が出ています。5月6日までの緊急事態宣言がさらに延長される可能性もあり、長期化が予想されます。未来の見通しがつきにくい状況の中ですが、考えられるシナリオの中で、今できる事を考えて頂けたらと思います。

そこで時期を大きく3つに分けて考えました。始めが現在のコロナショック(感染拡大期)、次に3密を避け感染予防に注意しながら生活をするウィズコロナの時期、最後がワクチン開発後のアフターコロナの時期です。今回は、この3つの時期それぞれで、リユースショップが取り組むべきことをご提案したいと思います。

新型コロナウィルス対策 リユース企業が今取り組むべきこと

現在のコロナショック(感染拡大期)については、まずは止血対策が一番重要です。資金繰り(各種助成金、緊急融資、家賃交渉)、非対面取引の仕組み作り、そしてEC強化、LINE査定、宅配買取の強化です。その他にも、駐車場での買取やドライブスルー買取、玄関先買取など、お客様とのフィジカルな接点を最小限に留める方法を考えたいものです。自宅での自粛の影響で片付け需要や換金需要が高まっており、買取は比較的順調に推移されている会社も多いのではないでしょうか?また、店舗閉店や事務所閉鎖による買取増加もあるでしょう。大不況による節約志向に伴うお買い得商品の需要、よりスピードと安全に配慮した販売・買取方法が時代に求められていると思います。

次にウィズコロナの時期ですが、ここが大きなポイントになります。"コロナと戦う"ではなく、"コロナと一緒に生きていく"時期です。世界的収束期が遅くなればなるほど、この時期は長くなるため、ビジネスモデルの転換が必要になります。リアル店舗での買取業務は利点が多いですが、販売業務の方は縮小せざるを得ないと予想されます。また地域のお客様には御用聞き的サービスでLINEなどを使って必要なモノを探し、ご自宅までお届けするような販売形態も求められます。さらにデジタルテクノロジーの進歩で5Gで多数同時接続が可能になり、店舗も店員もバーチャルで存在する"小売店舗のバーチャル化"が進むと予想しています。

最後にアフターコロナの時期ですが、まだ想像はつかないですが、今までの常識や価値観がガラッと変わることは間違いないでしょう。私は、共感・共生・共有の価値観がキーワードになると考えています。この3つの時期にどんなコトができるか?ぜひ一度お考え頂けたら幸いです。

福本晃 氏


福本 晃
元船井総研上席コンサルタント。2000年に、リユース業界向けコンサルティング部門を立ち上げ、全国各地に600店舗のクライアントを持つ部門に育てる。リユース業界のエキスパートとして、株式上場企業など数多くの急成長企業を作り出してきた。2017年3月にコンサルティング会社「A−DOS」を設立する。現在、「企業の"あり方"と"やり方"をつなげて、"理念"を"利益"に変える」をモットーにコンサルティングを行っている。リユース業界向けには、TRCコンサルティングを立ち上げ、リユース企業への幅広い支援を行っている。著書に「はじめよう!リサイクルショップ中古品マーケティングの真髄」。

第487号(2020/5/10発行)16面

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