ドンドンアップ、あり得ないタイミングってあるもんだ

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「倒産1000本ノック」

ドンドンアップ、あり得ないタイミングってあるもんだ

2021年04月29日

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第11回 僕のコケ倒し5選 & 神降臨?奇跡5選「Part2」

あり得ないタイミングってあるもんだ

毎日ピンチ、でも倒産はしたことない!?古着で一世を風靡するドンドンアップ(岩手県盛岡市)岡本昭史社長による凄絶ノンフィクション体験記の第11回。

倒産1000本ノック

ギリギリの電話が救世主

(前回までのあらすじ:10年ほど前、金策中に出会ったカリスマ社長。紹介してもらった銀行から融資を受け難局を切り抜けるも、ピンチは次々やってくる。いよいよ破産か身売りかの瀬戸際、銀行への事業譲渡話がトントン拍子で進んでいき...)

事業譲渡する以外にサバイブするチョイスがないとはいえ、僕は不安でいっぱいだった。某銀行のM&Aチームは、突貫作業でデューデリジェンスを進めてくれていたし、手続きそのものは順調に進んでいた。でも...。「この人達と本当にこれから仕事を一緒にやって行けるのだろうか?」 「ドンドンダウンの大事にしていることを尊重してくれるのだろうか?」。とにかく「人の種類」が違いすぎる。イイとか悪いとかそういう次元ではなく「言語」が違う。そんな不安を抱えながらも「ドンドンダウンを世界中に広めたい」「スタッフやお取引先様に迷惑を掛けたくない」だからこれがベストな選択なんだと自分に言い聞かせていた。

そして契約当日、会社の社判、実印が入ったカバンを手に「重~い気持ちで」某銀行の本店に向かった。最寄りの駅を降り歩いていたその時、僕の携帯電話が鳴った。当時うちの会社を真剣にハンズオンしながら応援してくれていたVCの役員の方からの電話だった。「岡本さん、1億円追加投資の審査が通りました!」(祝)

それからは全く記憶がないのですが、新橋の喫煙所でタバコを吸いながら涙が止まらなかったことだけ覚えています。今、思い出すだけでも背筋がゾクゾクします。ただ、ここで終わりではありません。直前に事業譲渡を「ドタキャン」したわけです。これまで突貫でデューデリを行ってくれた方々は当然激怒。そして、銀行を紹介し頭取に根回ししてくれた社長に電話をかけ「ドタキャン」したことを伝えると「もう君とは話をしたくない」と。とても尊敬していて大好きな社長だっただけに、本当に申し訳ないことをしたと思いました。

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第510号(2021/4/25発行)16面

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