リユース店に「食品」、集客の呼び水に

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リユース店に「食品」、集客の呼び水に

2021年10月04日

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リユース店の売り場に「食べ物」や「お酒」。こうした食品類を扱うことで、顧客の来店頻度や客単価アップ、また新規集客につなげている例がある。競合店との差別化を作る狙いでも、導入してみる価値がありそうだ。

だるまや

中古レコード店にクラフトビール

店の入り口にはビールの缶を並べて、アピール(だるまや)店の入り口にはビールの缶を並べて、アピール(だるまや)

「クラフトビール、奥の冷蔵庫で冷えてます」。そんなPOPが出迎える中古レコード店のだるまや(東京都豊島区)。レコードやCDの売り場の中に、冷蔵ショーケースやビールサーバがついた大型冷蔵庫が置かれている。

「今年1月に店舗移転したタイミングで、好きだったクラフトビールの販売をスタートしました。ビールには色々な種類があり、新しいものも次々と発売される。趣味的に追求できるところがレコードと似ています」(萩原貴久代表)。店内では約100種類を扱う。缶とボトルビールの約9割は海外のもので、ラベルのデザインも凝っている。

レコード・CDのみを扱っていた頃は30代以上の男性客が多かったが、ビール目当てに来店する20代も増加。若い女性客が一人で来ることもあり、客層は広がった。ビールの客単価は2000〜3000円。売上の大半はレコードだが、ビールをきっかけに集客アップの手応えを感じているという。「クラフトビールの作り手の思いも一緒に伝えていきたい」と萩原代表は話す。

だるまや 萩原貴久代表だるまや
萩原貴久代表

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第520号(2021/9/25発行)24面

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