値上げラッシュで注目集める「食品の1.5次流通」

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値上げラッシュで注目集める「食品の1.5次流通」

2022年05月31日

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世界的な原材料価格の上昇やロシアによるウクライナ侵攻、円安などを背景に値上げラッシュが起きている。中でも食品は幅広く相次いで値上げが発表されており、消費者の生活防衛意識が高まってきている。そこで、手頃な価格で食品が購入できる1.5次流通サービスを手掛ける企業に動向を聞いた。

物価上昇対策で「メルカリ」購入が増えると思う商品ランキング表1:物価上昇対策で「メルカリ」購入が増えると思う商品ランキング(出典:メルカリ)

野菜や果物買いたい メルカリで急上昇

今年1月には家庭用小麦粉やパン、2月にはパスタソースや醤油、4月には食用油やトイレットペーパーなどが次々に値上がりした。家庭用小麦粉と食用油に至っては7月に今年2度目の値上げが決まっている。コンビニやファミレスも同様の動きをなしており、値上げラッシュが起こっている。

メルカリが4月に発表した調査データ「物価上昇に伴う生活防衛」によると、メルカリユーザーが物価上昇の対策として今後メルカリで購入したい商品の第7位と第8位に、それぞれ野菜・果物がランクインした。フリマアプリを利用して手頃な価格で食品を購入したい人は少なくないようだ。

買い物の仕方に変化
生鮮食品まとめ買い

こうした物価上昇を背景に、過剰在庫や規格外品、賞味期限間近の商品を低価格で販売する食品の1.5次流通プラットフォームや店舗が注目を集めている。販売価格が概ね定価の6~7割程と割安に購入できるためだ。

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第536号(2022/5/25発行)13面

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