ブックオフ、「キャッシュレス買取」導入から3年

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ブックオフ、「キャッシュレス買取」導入から3年

2022年11月30日

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ブックオフコーポレーション(神奈川県相模原市)が買取代金をキャッシュレスで受け取れる、いわゆる「キャッシュレス買取」を導入して11月で3年が経過した。業界の内外で注目を集めた施策は、現在どのような効果をもたらしたか聞いた。

査定待ち解消、店舗運営円滑に

ブックオフ 店頭でキャッシュレス買取を受け付けることで待ち時間は大幅に減った店頭でキャッシュレス買取を受け付けることで待ち時間は大幅に減った

キャッシュレス買取は、店舗に売りに来たお客に対し、電子マネー等で買取金を渡すシステム。同社は19年11月に100店舗でトライアル、その後20年6月に、電子買取システムを導入している全720店舗に導入した。店舗でキャッシュレス買取の手続きをすると、査定完了時に利用客へ買取金額と受け取り方法を通知する。

利用、3年で 10倍
「また利用したい」90%

大きなメリットは査定待ちを解消できる点にある。ブックオフの大型店であるスーパーバザーでは、多い日で1日1000件の買取りがある。特に大型連休や年末年始期間に需要が集中すると、待ち時間は数時間に膨らむ。来店客のユーザー体験を損ねることもあり得た。

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第548号(2022/11/25発行)16面

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