プリマベーラ吉川会長が初著書

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プリマベーラ吉川会長が初著書

2023年02月17日

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北関東を中心に古着の「ドンドンダウンオンウェンズデイ」などを店舗展開する、プリマベーラ(群馬県太田市)の吉川充秀会長による初著書。『ゴミ拾いをすると、人生に魔法がかかるかも♪』が昨年12月22日に刊行された。

8年で100万個ゴミ拾い "上機嫌"が好循環生む

プリマベーラ 『ゴミ拾いをすると、人生に魔法がかかるかも♪』『ゴミ拾いをすると、人生に魔法がかかるかも♪』

8年間で拾ったゴミの数は100万個―。ゴミ拾いを継続することで会社経営においてどんな効果が生まれるのかなど、全344頁の中に綴っている。

ゴミ拾いは善いことという道徳観が多くの人にインストール、そしてゴミ拾いは凡事徹底の代表格だという。経営者が率先してゴミ拾いに取り組むことは社長が従業員から信頼を得る1つの有効な方法でもあるというのだ。

吉川会長はゴミ拾いを続けたことによる習慣の変化を実感。習慣が変わったことで、心が変わり、それがつまり上機嫌へとつながる。上機嫌となると、利他的になったり、アイデアがひらめきやすくなったり。また周りの人にも意地悪に干渉しようとも思わなくなる。結果、周りの人を幸せにできる、他人を尊重できるようになるという循環だそうだ。

さらに日常ゴミを拾っていることから、ゴミを見る度に「は?」「なんで?」という問いが発生しない。すると一般的には「問題」と思われることが自分にとっては「問題」に感じづらくなるという。

日頃の意思決定やマインドコントロールにおいて、考え方のヒントを得たい人にとって参考となる図書だろう。

プリマベーラの創業は1998年6月。2022年現在で、4事業部17業態51店を運営。年商47億円。13期連続で増収増益を遂げている。

第553号(2023/02/10発行)4面

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