Atout(CORNER)、樺嶋 勝博オーナーインタビュー

検索

「INTER VIEW」

Atout(CORNER)、樺嶋 勝博オーナーインタビュー

2023年11月09日

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

Inter View

人気シルバーアクセサリーブランド「ゴローズ」と「クロムハーツ」に特化したユーズドの専門店「CORNER(コーナー)」を運営するのがAtout(東京都渋谷区)だ。ゴローズは多くの偽造品が出回っており、真贋の難しさから買取を断る企業も多いことで知られている。同社は国内外に5店舗を展開、約1年前からクロムハーツの取り扱いを始め、成長している。共同創業者でオーナーの樺嶋勝博氏に聞いた。

ゴローズ・クロムの専門店

国内外に5店舗を展開
独自の真贋保証を発行

Atout 樺嶋 勝博Atout(CORNER)
樺嶋 勝博オーナー

中国での裏原文化
人気で相場が高騰

── 原宿にあるゴローズのお店はいつも長蛇の列ができています。なぜビックリするようなプレ値で取引されているのでしょう。

樺嶋 2015年辺りから、裏原カルチャーが中国で人気になったのがきっかけと言われています。日本では、木村拓哉さんを筆頭にその時代のファッションリーダー的な存在が着用することで不動の人気を得ています。シュプリームやアンダーカバー、エイプなどはいろいろお店があるので買えます。ただ、ゴローズだけは原宿に1店舗しかありません。当時から大行列に並んで購入する方法しかなく、並んでも購入できない事が当たり前で、入手困難でした。特にイーグルはお店から認められた人しか購入出来ない為、10年通っても手に入れられる人はなかなかいないと言われています。しかも、昔は外国人が買いたくても買えない状況だった。それで中国のバイヤーがプレ値を付け始めたんです。ゴローズの買取販売ではパイオニア的なお店が、当時ゴローズのイーグルは30万円くらいが相場だったのを、一気に100万円に引き上げたら、それがスタンダードになったんです。

── 樺嶋さんもゴローズが好きだったんですか。

有料会員登録で記事全文がお読みいただけます

第571号(2023/11/10発行)8面

Page top
閉じる