シャネルのバッグ、4年で価格2.4倍

世界的なインフレの中、ブランドバッグの販売価格が新品・中古ともに大幅に上がっている。なかでも値上がり幅が大きいと言われているブランドがシャネルだ。2020年から昨年までの4年の間に相場は2.4倍も上昇している。この間の新品価格改定と中古品の相場を追った。

新品値上げ相次ぎ中古品相場も上昇

1112モデルSランク
一時新品定価超えも

ブランド品の価格改定はこれまで何度も行われており、珍しいことではない。ただ、2020年から23年の4年の間に価格改定が相次いでいる。

なかでも価格改定が著しいと言われるシャネルでは、この間実に12回も行われた。これによって、新品定価はどれだけ変化したか。シャネルのバッグで代表的なマトラッセ クラシックハンドバッグ「A01112」（25㎝）モデルで価格の変動を見ていこう。

「A01112」の値上げは、4年間で実施した価格改定12回中、10回行われている。20年と21年は年2回の改定だったが、22年と23年は年3回の改定を実施している。

第578号(2024/02/25発行)24面