《繁盛店の店づくりVol.197》Tam、遠くても行きたい古着店

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《繁盛店の店づくりVol.197》Tam、遠くても行きたい古着店

2019年04月05日

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《繁盛店の店づくりVol.197》

Tam(東京都目黒区)

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▲河野太郎さん・貴代さん
遠くからのお客様も多いので、常に感謝の気持ちを持って接客しています。
年に2回、アメリカに買い付けに行く。買い付けで大切にしているのは「サイズ感」だ。すべて自分達で試着し、日本人の体型に合ったものを仕入れている。「お客様が何か探しているようなら、積極的に声をかけ、試着をおすすめしています。古着はサイズ感がまちまち。特に若い女性のお客様は諦めて帰ってしまうこともあるので、一緒に探すようにしています」(河野貴代さん)

営業時間は夜12時まで。深夜のほうがお客が多いと言う古着店「Tam」。近隣の会社や店舗に勤めている人が仕事帰りにも立ち寄れる店として、人気を呼んでいる。日本人の体型に合った、シンプルで着こなしやすいアイテムが多く、ファッション感度の高い大人のお客から支持されている。

深夜12時まで営業
遠くても行きたい古着店

Tamが一番混む時間帯は夜9時~12時だ。「都心で働いている人の生活のリズムだと思いますね。この周辺は会社も多いので、夜まで働いている方が立ち寄ってくださっていると思います」と、店主の河野太郎さん。店に並ぶアイテムはシンプルだけれども、ちょっとアクセントがあるものや、柄に特徴があるものなど。大学生ら若いお客も訪れるが、落ち着いた大人の常連客も多い。メンズとレディスの割合は6:4。アメリカに買い付けに行く他、レディスは一部ヨーロッパの物もある。

2011年にオープンした当初は周辺にはあまり店舗がなかった。それが近くにタワーマンションが建設されたり、コーヒーショップやアパレルショップがオープンしたりと賑やかになった。「人の流れが8年前とは随分変わってきました」と河野太郎さん。「中目黒駅や三軒茶屋駅周辺からこちらまで足を伸ばしてくれるお客様が増えました。そうした人の流れを変えないように、もっと来ていただけるようなお店作りをしたいと思っています。お客様の年齢層も広いので、しっかりとコミュニケーションをとり、どのような服を求めているかを感じ取りたいです」と、妻の河野貴代さんは話している。

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▲通りに面した大きなガラス窓に、おすすめアイテムをディスプレイ。入り口はよほどの天候でない限り開け放しておく。店舗の中の商品もよく見えるようにして、入りやすくしている。「店の目の前が信号なので、自動車や自転車に乗った方が止まった時に、ふと目に留めてもらっているようです」と河野太郎さん

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▲元は居酒屋で入り口以外壁面だった。道に面している壁を全てガラス張りにして、中が見えるように改装。ガラス窓の上に気をディスプレイし、アクセントをつけた

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▲お気に入りを探してもらう楽しみが味わえるよう、商品はやや多めに陳列するようにしている。ただし、ラックにはギチギチに商品を掛けないよう調節している


IMG_7461.jpg▲使用している什器はリサイクルショップなどで購入。鏡やシャンデリアなど、雰囲気のあるものをセレクトした

ハンガーの工夫で、洋服の印象がガラリ!

IMG_7374.jpg▲針金ハンガーを形を変えずに、服を吊るした例。肩幅が広く、硬い印象を受ける

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▲Tamでは、ハンガーの肩を下げて服を吊るしている。この方が、実際に着た時のイメージに近くなる。
「特にレディスのアイテムは全く印象が変わります」(河野貴代さん)

整理整頓は、畳み方にワザあり

IMG_7410.jpg▲サイズの違う服もきちんと揃えて畳まれている同店。整理整頓が行き届いている

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▲畳んだ時にきれいに大きさが揃うのには、畳み方に秘訣が。重ねて陳列したい服(畳んだ状態)を下に置き、そのサイズに合わせて、畳んでいる。そうすると、ぴったり幅を揃えて畳むことができる

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▲首都高の大橋ジャンクションも近くにあり、交通量が豊富な立地にある同店。コインパーキングもすぐ近くにあり、自動車でも来店しやすい

●店舗データ
●オープン/2011年11月
●商品構成/アメリカ古着(一部ヨーロッパ)
●店舗面積/11坪
●客層/20~50代
●店頭在庫/約500点
●スタッフ数/3人
●備考/Tamはセレクトショップや古着店で勤務経験のあった河野太郎さんが独立して始めた古着店。夫妻で運営している。

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第460号(2019/03/25発行)13面

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