コミック・アニメなどの中古サブカルグッズ取扱大手・まんだらけ(東京都中野区)が好調だ。都市部への出店を増やし、小型店も展開。インバウンドの回復も追い風だ。成長の背景には、約40年で培った〝まんだらけらしさ〟を徹底する姿勢がある。就任から2年が経過した、田中幹教社長に聞いた。
インバウンド追い風に店舗拡大へ
小型店の挑戦に手応え
「時を司る」個性貫く
まんだらけ
田中 幹教社長
アキバに今夏
9フロアで新規出店
──まんだらけは成長が続いていますね。24年9月期には144.6億円(前期比+12.5%増)、今期150億円の売上げを見込んでいます。
田中 秋葉原店や、23年に出店した京都店を中心に、インバウンドがすごく盛り返しています。特にコロナが明けてからは、東南アジアの方が増えましたね。東南アジアの経済成長と、アニメ文化の普及を肌で感じています。円安という後押しもあったかもしれません。
──インバウンドの多い秋葉原に、今夏「まんだらけコンプレックス2」を出店予定ですが、どんなお店になりますか。
第608号(2025/05/25発行)9面