最近のマイブームはリユース企業のYouTubeチャンネルを視聴することで、そのなかでも出張買取系のチャンネルは複数登録して順番に流しています。日頃から古着屋だけだと不安定では? と思うことがあるので、他中古商材の取扱いの開始や新たなキャッシュポイントの獲得には前々から興味がありました。ふと「あれ? 古物商だから僕にも出張買取できるよなぁ」と気づき、小さく始めてみることにしました。
知人のつてで初めての出張買取 意外な不用品に出会う
知り合いから攻める
バーバリーのコートが2つ出てきた
YouTubeチャンネルを見て得た知識と、過去の取材先(買取業者)から聞いた話を頼りに、なんとなく手順をイメージ。ただ、始めてみないことには課題すら浮かばないと思ったので、いきなり知り合いに連絡をとりました。その方はうちの2店舗目の壁塗り作業を手伝ってくれた女性で、亡くなった親族の不用品が云々...と悩んでいた記憶がありました。
会って話を聞くと、「部屋の掃除は進めているけど、まだ洋服がたくさんあって......」と、古着屋にとっては聞き捨てならない発言があったので、ひとまず訪問してみることに。礼儀正しくはあろうと、白手袋とスリッパは持参しました。マンションのエントランスをくぐり、十数階にある部屋まで通されます。「あ、富裕層なんだな」と入ってすぐ分かる広さのお部屋で、さっそくクローゼットまで案内されました。
第609号(2025/06/10発行)20面