遺品整理士の養成・認定を行う遺品整理士認定協会(北海道千歳市)は8月8、9日に東京都内で「特殊清掃現場・実技習得セミナー」 を行った。現場は孤独死のマンション。参加者は特殊清掃のやり方、見積もりの出し方、買い取りできるものはあるかなど、実践的なノウハウを学んでいた。
遺品整理の代金はいくら?
参加者には遺品整理を依頼されたときの見積もりの出し方についてレクチャーがあった。
2日目の例はリビングのみ(上左右写真)で、家電リサイクルが必要なのはテレビとエアコン。リビングの特殊清掃はなし。
講師の塩田卓也さんが出した概算は以下の通り。
・処分料/18万円
・人件費(4人×2万円)/8万円
・家電リサイクル費/2万円
・諸経費 5万円
計 33万円(税別)
特殊清掃の現場に
全国から参加者が集合
今回の「特殊清掃現場・実技習得セミナー」の現場は、孤独死した高齢女性の都内のマンション。事前にある程度処理をしていたために、臭いはかなり抑えられていた。
セミナーの参加費は14万8000円(税込)。遺品整理士認定協会では2〜3ヵ月に一度、こうしたセミナーを開催。参加資格は同協会の会員のみだが、会員以外でも相談により参加可能だ。
第614号(2025/08/25発行)17面