「0から始める古物開業Story」第47回、古物市場に参加してみた(前編)

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「0から始める古物開業Story」

「0から始める古物開業Story」第47回、古物市場に参加してみた(前編)

2025年09月15日

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0から始める古物開業Story

最近は古着以外の商材にも挑戦中です。エコリングなどのオンライン古物市場ではこれまで扱ったことのないジャンルを積極的に仕入れる一方、リアル古物市場にも参加してみることに。ただ、僕の住むエリアでは大規模市場は遠方です。そこで近隣の先輩古物商を頼ることにしました。

謎のローカル古物市場に潜入 低単価品競られる

情報ゼロの市場へ

mint 屋外では店舗什器になるような大型品が競られた屋外では店舗什器になるような大型品が競られた

古着屋2号店から徒歩10分ほどの場所に、以前から什器を購入していた古物店がありました。SNS映えする什器や雑貨が多く、仕入れ先が気になる存在。思い切って「仕入れは古物市場ですか?どちらの市場でしょうか?」と尋ねてみると、店主(仮にTさん)は「そうですよ。○○というところです」と即答。聞いたことのない市場でしたが、車で1時間以内と無理のない距離です。

さらに「一緒に行けないでしょうか?」とお願いすると、Tさんは少し驚いた様子でしたが「いいですよ、都合があえば行きましょう」と快諾。インスタのDMで日程を合わせる約束をし、その場ではレトロな扇風機を購入して店を後にしました。帰宅後に市場を検索してみても、数年前に更新が止まったFacebookページがある程度で、まともな情報は皆無。当日までは「本当に存在するのか?」と半信半疑でした。

会場は国道から田んぼ沿いの道を抜け、キャンプ場近くの大きな倉庫でした。午前は屋外で大型商材、午後は倉庫内で小型商材を扱う二部制で、参加者は40~60代が中心と思われ、20代は僕一人だった気がします。参加人数は40~50人規模、参加費は1000円、入会金はなし。参加資格は既存参加者からの紹介制で、Tさんとのご縁に感謝するばかりでした。

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第615号(2025/09/10発行)24面

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