KUROFUNE＆Co、ブランド品の委託販売店

KUROFUNE＆Co（千葉県千葉市）は、委託販売店舗の「ウリマス」を東京・赤坂に出店した。顧客から商品を預かり、国内外の展示会や業者専門オークション、海外バイヤーなど多様な販路で販売する。従来の買取モデルにあった利益相反を解消し、透明性の高い取引を打ち出す。

 販売額明記し透明性高い取引

東京・赤坂に店舗を構える

ウリマスでは、お客の要望を聞いて最適な売り先を選定し、想定の還元金額を客に伝えた後、販売後に「いつ、どこで、いくらで売れたか」を明記した明細を提示する。販売額から手数料25％（地金製品は10％）を差し引き、残額を顧客に還元する仕組みだ。

買取りは、業者が安く仕入れて高く売るのが最も粗利が取れるビジネスだが、委託販売の「ウリマス」は高値で売るほど事業者の利益も増えるため、顧客と事業者の目的が一致する。社長室室長の中村拓歩氏は、「ネットやAIの普及により、誰もが相場を調べられる時代となり、お客のリテラシーも向上している。だからこそ、透明性の高い取引が求められている。『ウリマス』を通じて、お客様が安心して資産を任せられるリユース市場のインフラを築きたい」と語る。

WEB限定記事