
ウェブ制作を手掛ける180(ワンエイティー:大阪府大阪市)は、ブランド公式の二次流通支援サービス「180°(ワンエイティー)」を昨年9月から展開している。ユーザー間の直接取引をソフトウェアで支援するモデルで、取引が成約した際に自社ECサイトで使えるポイントを還元。顧客ロイヤリティの向上と新品の販売促進に繋げる。
CtoCモデルで導入、新品販促として機能
無償で提供する「おゆずり」と
価格付けて販売の「リセール」
フリマアプリのように写真や商品情報をユーザーが記入して出品する
「180°」はブランド公式サイト内に設置する二次流通のプラットフォームだ。ユーザーは不要になった商品に値段をつけて販売する「リセール」か、無償で提供する「おゆずり」のいずれかを選択して出品。取引が成立した際、出品者は報酬を「キャッシュ(現金)」か、そのブランドの公式ECサイトで利用できる「クレジット(ポイント)」で受け取るかを選択できる。クレジットは現金よりも高い付与率に設定。ユーザーの再購入を促し、ブランドの新品売上に貢献する。出品・購入時のユーザー手数料は原則無料で、利用ハードルを下げる。
昨年9月に子供服ブランド「nino(ニノ)」では「180°」を導入した。リユースのサービス「ニノループ」では、30~40代の女性を中心に130名以上が参加。これまでに100件弱の取引が成立しているが、そのうち8割近くが金銭の発生しない「おゆずり」だったという。「ブランドが好きな人に大切に使ってほしい」というファンの強い想いが、金銭的なメリットを上回る動機になっている。
第620号(2025/11/25発行)18面


