カジ・コーポレーション、トレカ専門の新業態

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カジ・コーポレーション、トレカ専門の新業態

2017年03月02日

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3年で20店を目指す

お宝系リサイクルショップ「お宝創庫」やゲーム店「ファミーズ」等を展開するカジ・コーポレーション(愛知県名古屋市)が、昨年12月にトレカ専門店「Preyz(プレイズ)」の出店を始めた。愛知県内4店、大阪1店でスタートし、今後3年間で20店の展開を計画している。

プレイズ熱田千年店の様子プレイズ熱田千年店の様子

プレイズでは新品・中古トレカの店頭販売や、デュエルスペース(対戦用テーブル)での大会等を実施。1店あたり50~70坪の規模で、月商700万~800万円が目標だ。「商圏人口20万~30万人エリアの一等立地に出店し、地域一番店を目指します」(竹内武久常務)。

既存店ではトレカ部門が成長しており、それをスピンオフして伸ばすためにプレイズを立ち上げた。

同社が展開する既存業態28店には約40の商材部門があるが、中でもトレカは「前年比10%増と、最も成長している部門の一つ」(竹内常務)だ。既に物販売上約60億円の19%をトレカが占めており、今後更に注力する方針だと言う。

「トレカ市場は新品が年間800億円、中古はその半分程度あると推計しています。その中でシェアを取っていきます」(竹内常務)

また中古を扱う専門店は「店舗実績がスタッフの能力に依存しやすく、参入障壁が高め」(竹内常務)と見る。ただ売るだけではなく、トレカの買取販売には査定スキルや豊富な商品知識を要するためだ。同社では人材の確保・育成が進んでおり、これを商機と捉えてスピード感を持った出店を行う方針。

同社はネットカフェ事業やカラオケ機器賃貸・販売など多角経営を行う企業で、前期年商は174億円。

カジ・コーポレーション 常務執行役員エンターテイメント営業本部 竹内武久本部長カジ・コーポレーション
常務執行役員エンターテイメント営業本部 竹内武久本部長

410号(2017/02/25発行)4面

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