ドクター中古車、輸入車特化の修理店開始

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ドクター中古車、輸入車特化の修理店開始

2017年03月02日

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FC加盟350店が目標

輸入車整備ネットワーク「ドクター輸入車」の運営会社ICIN(神奈川県川崎市)が、昨年12月に設立された。同時にFC募集も開始した。国産車中心に整備を行う会社などを対象に、2020年までに350店の加盟を目指す。

ドクター輸入車のHPドクター輸入車のHP

加盟店には輸入車を整備するために必要なエラー検知のスキャンツール、修理ノウハウ、パーツの提供を行う。研修やインターネットを通じた送客、研修済みの整備士派遣なども順次行う計画だ。

「国産車の修理は大手のチェーンもあるが、輸入車はディーラー以外だと小規模店が単独で行っているため、技術情報などの入手が難しい。国内の輸入車保有台数は357万台(自検協調べ)と言われているが、ディーラー以外で輸入車の整備を行う専門業者は2000社程度(ICIN調べ)。不足しているため、ドクター輸入車を立ち上げた」(高木淳也取締役)

多くのユーザーは車を購入したメーカー系ディーラーに修理や車検を依頼するケースが多いが、部品や工賃が高額になりがち。ドクター輸入車は部品を低価格で調達するためにヨーロッパから直接仕入れて1000坪の倉庫で保管している。

車市場は冷え込んでおり販売台数は減っているが、輸入車に限って言えば市場が伸びている。「所得の二極化が進んでいるため、中間層は減っているが年収700万円以上の富裕層が増えており比例して輸入車の市場は伸びている。修理需要も増すでしょう」(高木取締役)

ドクター中古車 高木淳也取締役ドクター中古車 高木淳也取締役

410号(2017/02/25発行)4面

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