R・フジモリ×ドクターレザー、相互送客で業務提携へ

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R・フジモリ×ドクターレザー、相互送客で業務提携へ

2017年05月30日

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時計修理のリーボンズ・フジモリ(東京都港区、以下RF)とバッグ・皮革製品修理のドクターレザー(大阪府大阪市)が、業務提携を行うと本紙取材で明かした。時計とバッグ、双方の修理受付を他方でも行えるようにする。

ドクターレザーの池田仁本部長(左)と、リーボンズ・フジモリの斉田誠司社長(右)ドクターレザーの池田仁本部長(左)と、リーボンズ・フジモリの斉田誠司社長(右)

RFは腕時計電池交換・修理等のノウハウをドクターレザーに提供。全国300以上のドクターレザーの代理店(取次窓口)で腕時計に関するメニューを順次導入する計画だ。代理店の収益力向上に繋げる。「バッグだけでなく、時計の相談もしたいお客さんは多い。時計をフックに新たな客層も開拓できると思います」(ドクターレザー池田仁本部長)。

またドクターレザー代理店で受け付けた時計の内、高度な修理やオーバーホールを要するもの等はRFの修理工房に送る。RFにとって修理受付の間口が拡大できることになる。RFは高級タワーマンションへの出張修理をメインに月間1000本の時計修理を行うが、これを月3000本に増やしたい考えだ。またそこでバッグ等の修理も受け付け、ドクターレザーの修理工房に送る。

「ドクターレザー代理店の方に時計修理ノウハウを身に着けていただき、当方でカバーできないエリアのタワーマンション出張修理も一緒に展開できればと考えています」(RF斉田誠司社長)。

今後は買取りも行うドクターレザーの代理店に向け、RFの親会社、シンガポールのリーボンズ社の越境ECサイトに販路提案することも視野に入れていると話す。

416号(2017/05/25発行)4面

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