MAKE VALUEが85%増の5億2000万円に、要因は車解体時の中古パーツ販売

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MAKE VALUEが85%増の5億2000万円に、要因は車解体時の中古パーツ販売

2019年01月14日

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2.jpg▲井上 巨望社長

85%増の5億2000万円に
車解体時の中古パーツに

千葉県柏市の総合リユース事業者MAKE VALUEは、前年から売上高を85%伸ばし、5億2000万円となった。成長の要因は、3年前から始めた車の中古パーツ販売。解体事業者と連携したもので、今年は好調の同事業をさらに拡大していきたい考えだ。同社が行っているのが、廃車や事故車を解体した時に出る、バンパーやミラーなどのパーツ買取・販売。福岡県北九州市に解体工場を持つ事業者と提携して、使えるパーツを買い取った上で、主に一般ユーザー向けに販売する。3年前に始めたばかりだが、前期は全体売上高のうち、2億円超をこの事業が占めるという。

井上巨望社長は、「自動車はマグロのようなもので、捨てるところがない。事故車でも後ろから追突された場合、破損していないフロントバンパーは再利用できる」と話す。同事業の売り上げの8割を占めるのが、楽天、ヤフオクを通じたBtoC販売。修理費を抑えるためにユーザー自身がパーツを購入し、自分で事業者に依頼することが多いという。

ほか1割は国内の事業者向け、残り1割が海外の事業者向け。今期は同事業で5億円の売り上げを計画。提携している事業者が新たに千葉県市原市に解体工場を設ける予定で、中古パーツの仕入れが増加することを見込んでいる。

第455号(2019/1/10発行)9面

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