日本システムケア、継続顧客の取引強化

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日本システムケア、継続顧客の取引強化

2019年03月03日

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▲テクニカルソリューションセンター内。キッティングを行っている場面

継続顧客の取引強化「Win7終了の反動減ほぼない」

2020年1月にWindows7のサポート期間が終了するため、各社が買い替え需要の獲得に乗り出している。一方、XPのサポート終了後には反動による需要の減退が目立ったことから不安要素も大きい。そんな中、「反動減の影響はほとんどないだろう」と話すのが、日本システムケア(東京都品川区)の家近茂社長。需要に左右されない体制を作っている。同社の取引先登録があるのは2000社以上で、多くがエンドユーザー企業。継続顧客のため取引量が分散される上、リース会社などの大型案件による波が小さい。

実際、XP特需終了後も大きな動揺は見られなかった。同社は処理の正確性やスピードを向上することで顧客の信頼を得ているという。全国6道府県の支店で各地の中古PCを引き上げデ ータ消去などを実施後、首都圏の専門のセンターに振り分け、商材カテゴリ毎に最終処理を行える体制を作っている。

昨年8月にはリファービッシュやキッティングに特化した新拠点「テクニカルソリューションセンター」
を埼玉・草加に設けた。スタッフをマイクロソフト社の認定資格保有者など、規定の有資格者に限定することで「近年ボリュームが増えてきたハイスペックPCに対応する」(同氏)と話す。エンドユーザーに寄り添ったサービスで継続顧客を獲得し、特需に左右されない体制を強化した。

6-A②.JPG▲家近 茂社長

第458号(2019/02/25発行)5面

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