イーベイ・ジャパンが「イーベイ・ジャパンセラーサミット2019」を開催

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イーベイ・ジャパンが「イーベイ・ジャパンセラーサミット2019」を開催

2019年03月06日

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11.JPG▲イーベイ・ジャパンの佐藤丈彦社長(左)と表彰されたセラーら

イーベイ・ジャパンは2月4日、「イーベイ・ジャパンセラーサミット2019」を開催した。同社の佐藤丈彦社長が、2018年における越境EC「イーベイ」の振り返りと今年の抱負を発表したほか、優秀セラーの授賞式を行った。

米英独、タイ・台湾に商機
最優秀賞にデファクトスタンダード

イーベイの2018年取引高は10.6兆円で、常時12億個の商品が掲載。「1年以内に1回以上の取引経験のある」ユーザーの数は今、1.8億人に達する勢いだ。2018年、日本のセラーからの販売相手国として成長が著しかったのがアメリカ、イギリス、ドイツ、タイ、台湾だ。順に売れ筋を紹介する。

まずアメリカは、アパレルやハンドバッグの動きが激しい1年となった。フィギュアでは、今年テレビ放映40周年を迎える「ガンダム」の人気は高い。次にイギリスも米国同様にアパレルの動きは激しい。米国はレディースが強いのに対し英国はメンズが強い。そのほかポケモンのトレカ、釣り具、カメラがよく売れた。次にドイツで特徴的なのがホビー&クラフト商材。アート用のペンや、消しゴムとして使うための粘土などの需要が高い。そしてタイは、カメラ、時計、ギターの取引が活発。

また、スターウォーズなど映画の記念グッズの動きが激しい。最後は台湾。こちらもハンドバッグや時計が売れ筋。また楽器の取引が活発になりエレキギターにつなげるエフェクターなどが売れている。

セラー向け支援サイト
6月までに開設予定

イーベイは今年も、マーケットプレイスとして成長を図り機能を充実させる。一昨年より本格始動した商品真贋プログラム「eBay Authenticate」では、バイヤーに「これは本物」とお墨付きを与え安心取引を保証する。現在は一部のハンドバッグと時計が対象だが、今後はスポーツグッズなど商材を広げていく考え。

またSNSを使ったPR戦略にも注力する。インフルエンサーに実際にイーベイで購入してもらい、「こんなに信用して買い物できるなんて便利」などとPRしてもらうことで、海外からのネットショッピングを不安視する人へ訴求を図る。またセラーに向けては、「セラーポータルサイト」を6月までに開設予定。売上データなどのレポート配信やセミナーコンテンツを提供し、エデュケーションサポートを充実させる。

授賞式では、宅配買取サービス「ブランディア」で知られるデファクトスタンダードが2018年の最優秀セラーに輝いた。イーベイでの売上金額、トラフィック、コンバージョンレート、ディフェクトレート、フィードバックを基に選出された。

第458号(2019/02/25発行)11面

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