【リユース×テクノロジー】アロバ、"買わなかった"来店客を解析 POSの盲点 、監視カメラが補う

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【リユース×テクノロジー】アロバ、"買わなかった"来店客を解析 POSの盲点 、監視カメラが補う

2019年04月18日

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アロバ

8-2.JPG▲内藤秀治郎

導入企業の中には、お客様向けではなく、自店舗のスタッフが笑顔で接客できているかを測るために使っている所もあるようです。それを定点的に観測し、売上との相関関係を導き出し、人事評価と連動させるなどユニークな活用事例もあります。

防犯・監視カメラがお客の顔を捉え、年代、性別、感情を解析するツールが「アロバビューコーロ」だ。小売や飲食店など1万社以上に監視カメラ録画システムを提供するアロバ(東京都新宿区)が開発している。小売店であれば未購入客からもデータ取得ができ、サービス改善を図れる。

買わなかった来店客を解析
POSの盲点、監視カメラが補う

アロバでは「アロバビュー」の名称で防犯・監視カメラの録画システムを提供している。同社が2016年より新たに提供開始したのが、「アロバビューコーロ」という名称のマーケティングツールだ。同ツールでは例えば、小売店に設置した監視カメラが来店客の顔を認知し、その人たちの年代・性別や、「喜ぶ」「困る」といった感情を、口角やしわの動きなど顔にある30数ヵ所の部位から読み取る。

会員カードを導入せずとも顧客の属性を把握できるほか、来客数のカウント、新規・リピーターの判別、滞在時間などを可視化できる。日ごとや時間別で、売上との相関関係を図る際にも役立つ。「従来、POSでは測れなかった"買わなかった"お客のデータをアロバビューコーロでは解析できる。また、期間を限定し店内で打ち出している売り場やイベントが、狙い通りの年代層の目に留まっているか、楽しんでもらえているかなどを確認できる」(内藤秀治郎社長)

カメラが捉えた人の表情は静止画として生成。解析はマイクロソフトのクラウド上で展開されているサービスによって行われる。使用された顔の静止画ファイルは、解析と同時に消去され、また、解析データから特定個人の顔を復元することはできないためプライバシーにも配慮している。アロバビューコーロで使用できるネットワークカメラは、パナソニックやキヤノンなど国内外の主要メーカー約450機種。複数台あれば、それらの映像管理も統合できる。既に対応機種のカメラを設置していれば、そのほかにネット環境とPCさえあれば導入可能で、料金は初期費用40万~50万程度に加え、月額費が3万円~。現在、アパレルなどの小売店や飲食店など 100ヵ所以上で導入されている。

8-1.PNG

▲レポートデータの閲覧例
【基本機能】
性別分布、年齢分布、感情分布、時間帯別/日別表示

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第461号(2019/04/10発行)9面

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