リユース店のティファナ、法人在庫の買取強化 年2〜3店の出店に向け物量確保

検索

リユース店のティファナ、法人在庫の買取強化 年2〜3店の出店に向け物量確保

2019年07月16日

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

5A-1.JPG▲ティファナ新小岩店

婦人服やコスメ等を扱うリユース店「ティファナ」を展開するゼロプラス(東京都中野区)が法人在庫の買取りに力を入れている。リユース業者ら10社程と取引している。東京・埼玉で14店を展開する同社は、今後年2〜3店ペースで出店を計画。物量確保に向け法人取引先を増やす。

ゼロプラスの年商は約7億円。ティファナの立地は主に駅近や商店街で、ミドルやシニア女性を中心顧客としている。法人から買取るのは婦人服・服飾雑貨・食器など。ミドルレンジのブランドや、ノンブランドにも対応する。店舗販売が主体の同社では、「例えばネット販売中心の業者が得意としない低単価商材」(専務取締役吉木謙介氏)でも買取る。

「先日は2トントラック10台分の服やバッグなど、ミックスで買い取らせて頂いた」(同氏)

5A-2 - コピー.jpg▲専務取締役 吉木謙介氏

贈答品に選ばれやすい食器などの生活雑貨は、婦人服を買い求めに来店する、ミドル・シニア世代のクロスセルを促しやすいと同社は見ている。また、法人買取に乗り出す以前には、個人宅への出張買取を仕入れの主体としていた。「依頼があれば直ぐに車両を出して駆けつけられる」(同氏)体制も整えている。同社では年1万件程の出張買取もこなしてきた。

現在は同業者間の交流を通じ買取りの取引先を増やすほか、新品アパレルを扱う事業者の新古品在庫も買い取っている。今後の主な店舗展開エリアは定めていないが、既存店と同様、婦人層を対象に、駅近や商店街立地の店舗を増やし売上成長を図る。

第467号(2019/07/10発行)7面

Page top
閉じる