ラフジュ工房、和洋のアンティーク家具5千点 オーダー修理で大手と差別化

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ラフジュ工房、和洋のアンティーク家具5千点 オーダー修理で大手と差別化

2019年07月31日

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和洋のアンティーク家具や建具等のネット販売を手掛けるのが、ラフジュ工房(茨城県常陸太田市)だ。在庫を常時5,000点持ち、主に個人に販売している。「ここ5年で成長を見せているアンティーク家具の市場」(岩間守社長)に対抗すべく、オーダーリペアのサービスに注力している。

5C-2 - コピー.png岩間 守社長

同社は海外買付けと個人から買い取った家具等を自社でリペアし、ネット販売している。個人から受注する出張・宅配買取は月間50件程度。全国エリアに対応している。

5C-1.png▲ラフジュ工房のオンラインショップ

岩間社長は、「大手家具量販店の、廉価なアンティーク風家具の取り扱いが強まってきている」と話す。そこで同社では大手が手を出しづらいリペアサービスを強化。以前は、買取後すぐにリペアを施し、ネット出品するのが主流だった。近年はこれを、買い取った際の商品状態から極力状態を変えずにネット出品する動きを強めている。

「素材や色に満足するも、棚の位置等のディテールに満足できずに購入を諦めてしまうような顧客の買い逃しを防いでいきたい」(同社長)

現在1日に30点程の商品供給を実施。また、リペアの受注から2ヵ月程度を要し、オーダー通りに作り変えることができるという。

同社が扱いを得意とする家具は、西洋ならマホガニー材、オーク材、ウォールナット材。松本民芸家具や岩谷堂箪笥といった高級ブランド家具も扱う。中心単価は7万円程度。

第468号(2019/07/25発行)5面

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