アワーズオークション、陽気な主催者が営み20年冗談飛び交う下町の市場

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アワーズオークション、陽気な主催者が営み20年冗談飛び交う下町の市場

2019年10月20日

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参加者は「気取らない人ばかり」参加者は「気取らない人ばかり」

会場
東京都台東区上野5-25-15石黒ビル2階 KD内
開催日
10日、21日、30日
時間
12時~終わりまで

「旦那さんとはうまくいっていますか?」「今日はいつもの珈琲じゃなくてアルコールにする?」主催者の野元美奈子氏の周りではそんな冗談がよく飛び交う。和気あいあいとした雰囲気が下町の雰囲気を醸している。

「アワーズオークション」は月に3度御徒町で開催される古物市だ。貴金属や時計、リサイクル品等どんな商材でも扱う。「なんでもあるから面白い」と参加者の一人は言う。

商品の質も重視しており、掘り出しものも見つかることがある。最近ではハリー・ウィンストンの指輪が数十万円で取引された。芸能人の婚約指輪としても有名。出品物の単価は下は数百円から上は数百万円までと幅広い。

人間関係が一番大事
参加者が率先して進行

野元氏が一番に大事にしているのは人間関係だ。立ち上げから20年が経過しており、当初からずっと付き合いのある参加者もいる。野元氏が仕切るオークションだが、周りの参加者が率先して進行するため競りは「勝手に進む」。広告は一切打っておらず、参加者は口コミで集まる。

野元氏はインタビューの途中でも参加者を見かけたらすぐに声をかけていた。冗談を言い合ったり、相手が手にしている物を褒めたりして、常に楽しそうにしている。オフィスZERO(神奈川県横浜市)の取締役竹林しのぶ氏は野元氏の後輩への面倒見の良さを熱っぽく語ってくれた。「無理だ無理だと散々言われたうちのオークションZEROが野元さんに助けてもらったおかげでうまくいってます」

参加者は集まって談笑する市場が開くかなり前から参加者は集まって談笑する

ゆっくりしたテンポで進むゆっくりしたテンポで進む


平 均 出 来 高 非公表
平 均 出 品 数 非公表
平均参加社数 25~35社
入会金 0円
参加費 2000円
売り歩 0%
買い歩 4%

第473号(2019/10/10発行)11面

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