Market Forecast リユース市場予測2020

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Market Forecast リユース市場予測2020

2020年01月24日

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節目の年となる2020年を迎えた。リユース市場は拡大を続ける一方で、目まぐるしい変化の波が訪れている。そこで本紙では5つのキーワードをもとに、リユース市場の動向を予測した。

メルカリでさえ買収対象の時代!?
買取は「非競争領域」の開拓がカギ

2020年の一大トピックとして挙げられるのが、7月から始まる東京オリンピックの開催だ。大会運営に関わるさまざまな購入物品類の排出が見込まれている。組織委員会では99%の再利用率を目標としており、リユース市場に何らかの形で流れてくる可能性がある。ただ、開催終了後、大量に市場に流入する可能性があることから、事業者の間では相場下落を懸念する声もある。

また、オリンピック開催に関連して伸びが見込まれるインバウンド需要にも期待が集まる。政府目標では4000万人と言われる訪日客をどれだけ取り込めるか、夏に向けた準備が忙しくなりそうだ。

近年頻発するリユース企業のM&Aは今年も注目を集めそうだ。昨年のコメ兵によるブランドオフ買収やゲオのおお蔵買収に見られるように買収先の企業規模が大きくなっており、業界再編を加速させている。買収に積極的な企業が増えてきたことから、買収サイドは、買うか否かの判断に加え、競合等に奪われるリスクも考慮に入れる必要が出てきている。

また、ヤフーとLINEの統合により、キャッシュレス決済分野の合従連衡が飛び火し、メルカリですらM&Aの対象になるのでは?との声もある。さまざまな業界のポジション争いにリユース企業は飲み込まれつつある。

これまでフリマアプリに押される一方だったリアル店の逆襲が本格化しそうだ。急速な環境変化により後手に回ってしまっていたが、リアル店のTECH武装が進みつつあるためだ。店舗にテクノロジーを注入することで買取から販売までの流れが効率化され、攻めの体制が整いつつあるようだ。

そして、買取においては競争しないチャネル開拓が進みそうだ。催事買取はその代表だが、他にも異業種企業との提携により自社ではリーチできなかった層を獲得する動きも活発になってきている。

中古品の海外輸出や越境ECに取り組む事業者が増える中、特定の国やプラットフォームへの依存から脱却する動きが見られる。さまざまなチャネルを持つことによって、相場下落リスクや需要の偏りを解消でき、販売機会を広げることができるためだ。マルチチャネルを効率よく運営する力も求められている。

リユース市場は加速度的に変化が起きている。市場の認知度が飛躍的に高まったことに加え、業界内競争の激化により、これまであった垣根や境界線が取り払われつつある。こうした業界の変化への対応や進化する企業しか生き残っていくのは難しくなりそうだ。

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第479号(2020/1/10発行)28面

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