今こそ取り組むべき業務のデジタル化

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今こそ取り組むべき業務のデジタル化

2020年04月19日

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明日のリユースを創る!
実践マーケティング講座

~第19回 コロナウイルスの影響と
リユースショップが行うべき対策~

コロナウイルスの脅威が日本でも広がりつつあります。3月28日の安倍首相の会見でも「長期化を覚悟して欲しい」という旨の内容がありました。我々も現状をしっかりと把握しながら、目の前で出来る対策と、収束した未来への種まきを同時に行う必要があります。

クライアント企業様の状況から現状のリユース業者の影響度を業態別に整理します。総合リユースは客数に一定の影響は出ているものの、そこまで大きな影響はないようです。メディア・ホビー系では「巣ごもり需要」と新作ゲームの特需もあり、数字を伸ばす店舗が多い印象です。アパレル系は、家に居る時間が長いことと季節の変わり目が重なったこともあり、買取が増えています。一方で販売は、生活必需品と趣味品の消費が優先され、店舗もECも数字を下げています。工具リユースは目的買いの利用が多く、今のところ大きな変化はありません。

一番大きな影響を受けているのは、買取専門店です。狭い空間に一定時間いる業態で、ターゲットも比較的高齢者ということで、東京・大阪・名古屋などの人口密集地を中心に影響が出始めています。また買取減に加え、販路となる業者市場も延期や中止が続々と決まり、キャッシュフローが悪化する店舗も増えています。下関の「ものばんくオークション」など、これを機にオンライン開催のオークションも増えてきているので、上手く活用すべきでしょう。

影響は長期化する可能性が高く、今はあまり変化のない地方部でも状況は変わってくるかもしれません。コロナ対応の緊急融資制度などを活用し、資金確保をしておきましょう。こんな時だからこそ、やるべき対策を考えていきましょう。前回のコラムでも言及があった、ITツールを活用した業務のデジタル化は、いまこそ取り組むべきです(動画はYouTubeでご覧ください)。その他、やるべき対策をまとめてみましたので、参考にしてみて下さい。


〈進めるべき対策リスト〉
・KPIの見直し   ⇒EC販売比率、EC出品点数、宅配買取比率、買取コラム投稿件数等
・営業時間の見直し ⇒時間帯別分析、営業時間短縮、シフト対応、有休消化
・業務時間の見直し ⇒リアルの施策<EC出品時間の確保
・業務内容の見直し ⇒WEBマーケティング時間(買取コラム、Googleマイビジネス、SNS運用)
・販促内容の見直し ⇒コスト投下構成比見直し、新規獲得施策<リピート施策(SMS、LINE)
・会議の見直し   ⇒クラウド化で移動削減、拘束時間削減、議題の絞り込み
・買取方法の見直し ⇒来店型からLINE査定、宅配買取への誘導
・鮮度管理の見直し ⇒回転率を意識してマークダウンルールの見直し
・換金先の見直し  ⇒買取相場のチェック、入金サイクルの確認
・異常値の発見、展開⇒4月以降の急速な伸びは何か?消費者の心理面での変化は?
・情報発信の見直し ⇒お客様に役立つ情報とは何か?自分たちにできることは?

非常に厳しい状況が続く可能性が高いですが、この時期に未来に向けてどんなチャレンジが出来たかが、間違いなく大きな差につながってきます。ネガティブな対応ではなく、ポジティブな施策により多くチャレンジしてきたいですね。

佐藤秀平佐藤 秀平


佐藤 秀平
元船井総合研究所の経営コンサルタント。コンサルタントと経営者という2つの立場で、小売・EC業界に8年以上携わり、リユース事業・輸出輸入事業・OEM販売事業などを行い、ゼロから年商4億円の事業に成長させた経験を持つ。マーケティング全般とEC販売戦略を得意とし、自身もリユース業向けのシステム開発を手がける、株式会社NOVASTOの代表取締役を務め、業界の最先端のノウハウを追い求めている。現在コンサルティングのクライアントは、総合リユースショップ・買取専門店・中古工具専門店・ネット型リユースなど多岐にわたる。

第485号(2020/4/10発行)15面

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