第94回 ahamo、povo、LINEMOの中古スマホ業界への影響
昨年9月17日、武田良太総務大臣の就任後、急転直下で動き出したケータイ業界の値下げ。12月3日にNTTドコモがオンライン専用新プラン「ahamo」を発表後、他キャリアやMVNOも追随しました。第94回は、ahamo、povo、LINEMOの新料金プランの中古スマホ業界への影響について寄稿します。
携帯新料金プランスタート
中古スマホに大きな追い風
キャリア | NTTドコモ | KDDI | ソフトバンク |
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サービス名 | ahamo | povo | LINEMO |
提供開始日 | 3月26日 | 3月23日 | 3月17日 |
月額料金(税込) | 2,970円 | 2,728円 | 2,728円 |
音声通話 | 5分定額 | なし 月額550円で5分定額 |
なし 月額550円で5分定額 |
データ通信料 | 20GB | 20GB | 20GB |
申込場所 | オンラインのみ | オンラインのみ | オンラインのみ |
端末販売 | あり iPhone11 49,390円~ Xperia1 II SO-51A 71,500円~ Galaxy S20 5 G SC-51A 62,700円~ |
なし | なし |
上記の表を見ると、携帯業界あるあるですが「経済行動学のナッシュ均衡」で、今回もほぼ横並びプランになりました。ただ、音声通話の5分定額を入れるとahamoが一番安くなっています。
対象端末は各サービスのWEBに記載されていますが機種によっては一部機能制限等もあるので、気を付けてください。また対象機種は、iPhoneでは6以降、Androidは中古で比較的流通している機種の多くが対象になっています。
第509号(2021/4/10発行)10面