入退店時に顔認証「無人古着屋ストレージ・ゼロ」オープン

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入退店時に顔認証「無人古着屋ストレージ・ゼロ」オープン

2023年12月05日

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ストレージ(北海道小樽市)は9月16日、入店時にFace ID式の顔認証を行う「無人古着屋ストレージ・ゼロ」をオープンした。盗難が発生した場合、警察に撮影した顔写真の提出が可能だ。防犯対策をとっている店舗として、犯罪抑止を図る。

ストレージ、Face ID式の顔認証券売機やセキュリティー機器を扱う、グローリー社のシステムを採用している

高単価品、盗難リスク抑え販売

店舗は、商業施設「ウイングベイ小樽アウトレットタウン ウォール」に出店している。店舗入口に、モニターとカメラを設置した。入店の際は、モニター内の通話ボタンにより呼び出されたスタッフが、遠隔で撮影を行う。数秒で会員登録が完結する。

オープン以降、盗難が発生していない以外にも、様々な効果を発揮している。1万円以上の高単価品も盗難リスクを気にせず陳列ができるため、商品の平均単価は3000~4000円台と高い。また顔認証をしてでも入店したい客は、購買意欲が高いそうだ。入店客の購入率は3~4割で、客単価は8000円に及ぶ。80坪ある店内には5000点近くの在庫があるが、商品が元の位置に戻されていることも多いという。

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第573号(2023/12/10発行)5面

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