七豊物産、地金比率下げ業績回復
2015年08月27日
中古で今期23億円へ
シロクマがトレードマークの買取専門店「ゴールドフォンテン」など33店を運営する七豊物産(東京都台東区)が、貴金属・地金から他の商材へ取扱いをシフトし、売り上げを回復している。
昨年まで売上構成比の75%を占めていた貴金属を、6月には単月で45%に引き下げ、ブランドバッグ、ダイヤ、金券等の比率を高めた。
同社の2014年9月期の中古売上高は約17億円とピーク時の6割弱にまで下がった。しかし今期は約23億円で、35%の増収になる見込みだ。
「貴金属は参入企業が多くて競争が激しく、相場も下落傾向です。このような外的要因に影響されにくい商材にシフトします」(向井社長)
374号(2015/08/25発行)2面