覚えておきたいECOワード 第2回

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覚えておきたいECOワード 第2回

2017年04月18日

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『R』から始まるエコ

▶Refuse/リフューズ

〈(申し出などを)きっぱり断る、 辞退する〉意味から、不必要なものをもらわず拒否して、環境負荷を減らす考え方。例えば買い物時に、レジ袋や割りばし、紙おしぼり、保冷剤等の提供の申し出があった際、「 タダだから...」と受け取らず、ゴミとなるものを増やさない。最近はReduce(リデュース・発生抑制)、Reuse(リユース・再使用)、Recycle(リサイクル・再資源化)以前に、このRefuse(リフューズ・拒否)を加え『4R 』運動として取り組む自治体も増えている。

▶Repair/リペア

〈修理、修繕する〉意味。ものを使用していて壊れた時にもきちんと修理や補修を行えば、ごみにはならず更に長く使い続けられる。日本では昔から、少ない資源を最大限に使用するための修理や再生業が盛んに行われていた。

・鋳掛(いかけ)屋→鋳物の修理業者で、主に鍋や釜にあいた穴などを溶かした金属で接合、補修した。  

・研ぎ屋→切れ味が悪くなった包丁やハサミなどの刃を研ぎ、再生させる専門職。

その他、割れたり欠けたりした陶器を修繕する『金継ぎ・焼継ぎ屋』、ゆるんでしまった木製の桶、樽の箍(たが)を締める『箍屋(たがや)』などの修理業者たちが、庶民の暮らしを支えていた。

▶Reform/リフォーム

〈改正・改革・改善、手を加えて作り直す〉意味から、主に建物の改修・改築や、洋服の仕立て直しなどに使われる。例えば、住宅は建設時、また完成後に生活している間にも、大量の資源やエネルギーを消費している。そのため老朽化を防ぎ、エネルギー使用を抑える適切な改築・改修を行い、長く住まい続けることは資源やエネルギーのムダ遣いや廃棄物の削減につながる。

最近は既存住宅の性能を活かしがら、リフォームよりも大規模に水回りのレイアウトや間取りを刷新し、中古住宅に「新たな付加価値を生み出す手法」として、『Renovation/リノベーション』という言葉も使われている。

413号(2017/04/10発行)8面

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