アシスト、5店で年商3億円超の秘策とは...

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アシスト、5店で年商3億円超の秘策とは...

2017年05月11日

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利便性訴求で買取増

家電を中心に総合買取店を5店展開するアシスト(神奈川県大和市)が、出張買取で業績を伸ばしている。

アシスト大和本店の外観アシスト大和本店の外観。同社は家電等の大型商品の買取に強い

同社は東京・神奈川全域で月間平均600件の出張買取を行う。2017年2月期売上高は、前期比約40%増の約3億円(中古車を除く)。出張買取件数の増加が売上に結び付いた。2015年にオープンした2店舗の伸びも寄与したと話す。

同社が成長しているのは、ワンストップで多様な品を買取り・引取りできる利便性を訴求したためだ。家電等の買取りと合わせ、値が付きにくい家具や食器、衣類、雑貨などの引取りも行う。ユーザーの約半数が引越しを控えるお客で、「色々な物がまとめて売れて助かる。またスタッフが親切で安心して任せられたと好評です」(西川心二代表)と言う。

集客はウェブと口コミがメインだ。まとめて買取り・引取りを依頼したいユーザーが集まりやすいようSEO対策に注力。また特典や買取金額アップのクーポン等でエキテン上の利用者口コミを多く集め、新規客の問合せのきっかけを作っている。「電話応対や出張時の対応等も評価されています」(西川代表)。

西川心ニ代表(左)と、経営戦略室の及川進規室長(右)西川心ニ代表(左)と、経営戦略室の及川進規室長(右)

買い取った商品は、ヤフオク!や、古物市場、卸等で販売する。引取品など再販価値の低いものは取引のあるタンザニアのバイヤーや国内輸出業者に売却。そのため出張時に幅広く買取り・引取りを可能にしている。

415号(2017/05/10発行)2面

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