「海外の2次流通」【番外編】意外と知らない海外のリユース業界事情まとめ

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「海外の2次流通」【番外編】意外と知らない海外のリユース業界事情まとめ

2018年08月20日

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2018年6月19日、フリマアプリのメルカリがついに上場を果たした。メルカリは次なる飛躍の場として、アメリカ市場をあげた。他にも越境ECなどリユース業界の海外進出・グローバル化が進む。今回は、海外のリユース市場について、本紙掲載記事からまとめる。

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(目次)
分類別!海外のリユース市場
①海外の人気リユース店
②海外の有力リユース店
③海外のフリマアプリ
④海外のEC
⑤海外のその他のリユース業界
まとめ

分類別!海外のリユース市場

①海外の人気リユース店

日本国内にも様々なリユース店が存在するが、海外に目を向けると更に様々なお店がある。海外で人気のリユース店について本紙掲載記事をまとめた。

ニューヨークで大人気!お洒落で低価格な古本カフェ
Housing Works Bookstore Cafe(ハウジング・ワークス・ブックストア・カフェ)はニューヨークのダウンタウンにある古本ブックカフェ。電源やWi-Fi使い放題のほか、ニューヨークとしては非常に良心的な価格設定で愛されている。売上金はHIV保持者や低所得者向けの支援に使用されている。
https://www.recycle-tsushin.com/news/detail_2371.php

古着店激戦区で大人気の古着店
ニューヨークは古着屋が多い街で、地元民はもとより、観光客もガイドブックを片手に古着屋巡りを楽しんでいる。その中でbeacon's closet(ビーコンズクローゼット)は最も人気のある古着店の一つ。人気の秘訣は状態の良い商品の品ぞろえが豊富なこと。買い取りの時は販売価格の35%の現金または55%のクーポンを選べる。
https://www.recycle-tsushin.com/news/detail_2615.php

②海外の有力リユース企業

日本国内でも大手と言われるリユース企業が鎬を削るが、海外に目を向けると何か国もを股に掛ける企業もある。ここでは海外の有力企業をまとめた。

ロンドンから世界へ。11か国に進出する中古電化製品店
CeX社はイギリスのテクノロジー、コンピュータ、ビデオゲームに特化した中古品チェーン。1992年、中古PC買取販売店としてオープンした。2005年にフランチャイズ化し、国内で350店以上、11か国に展開している。
https://www.recycle-tsushin.com/news/detail_1924.php

21か国に展開する国際リユース店
キャッシュ・コンバーターズは1984年にオーストラリア西部の都市パースでブライアン・カミンズが創業した中古売買と小口金融を提供する企業だ。オーストラリアで創業し、21か国700店以上を展開するに至った。電化製品は扱うが、家具や大型家電は扱わない。日本の総合リユース店とは異なり、電化製品に力を入れた質店と言った品揃えだ。
https://www.recycle-tsushin.com/news/detail_1988.php

③海外のフリマアプリ

日本では先日上場したメルカリや、手数料導入を決めたラクマなど話題に事欠かかないフリマアプリ。ここでは海外のフリマアプリを見ていく。

【アメリカ】近所で不用品を売買するフリマアプリ
OfferUp(オファーアップ)は2011年6月にリリースされた、スマホで簡単に物の売買ができるマーケティングプレイスを提供する無料アプリ。メルカリなどの一般的なフリマアプリと異なる点は利用者が直接会って商品を確認するなどして売買すること。車など高額商品もアップされている。
https://www.recycle-tsushin.com/news/detail_2161.php

現金を全く使わないフリマアプリの正体
Yerdle(ヤードル)は現金を使わないフリマアプリ。家庭にあるものの8割は月に1回未満しか使われていないと言い、そういった商品を有効活用するために作られた。まず不要品を売却し、そこで得たアプリ内のクレジットで他の不要品を購入するという仕組み。
https://www.recycle-tsushin.com/news/detail_2101.php

4500万DL以上!地域内で取引するフリマアプリ
letgo(レッツゴー)は中古品の個人間売買をコミュニティで行えるスマホ用の無料フリマアプリ。ニューヨークとバルセロナに本拠地を持つ。全世界で4500万DL、月間2000万ユーザーを誇る。地域内での取引をおこなうためのフリマアプリ。
https://www.recycle-tsushin.com/news/detail_1582.php

本紙インターン生が調査!アメリカでメルカリってつかわれているの?
アメリカの大学に通う本紙のインターン生が感じた疑問、「実際アメリカでメルカリってつかわれているの?」というところから調査。詳しくは記事をどうぞ。
https://www.recycle-tsushin.com/news/detail_2602.php

④海外のEC

国内でも伸長する中古EC。越境ECなど海外に目を向ける日本企業も多い。ここでは海外のEC事情についてまとめた。

パリ発!半分以上が7日で売れるファッションEC
Vestiaire Collective (ヴェスティエール・コレクティブ)は2009年にフランスで設立されたハイブランドの古着やグッズを専門に取り扱うマーケットプレイス型セレクトショップ。約150万人の会員数を誇り、商品点数60万点、毎週3万点が出品されるという。自社で買い取るわけではなく、あくまでもオンライン上での委託販売なのが特徴。パリ発で、現在はロンドン、ニューヨーク、ベルリン、ミラノ、マドリッドにも拠点がある。
https://www.recycle-tsushin.com/news/detail_2282.php

世界の識字率向上に貢献する古本ECサイト
Better World Booksは2002年の創業から14年間で約2億5000万冊の中古本を買い取り、販売できない本は寄付やリサイクルに回している社会的企業。創業者は当時アメリカのノートルダム大学の学生だった3人。彼らはキャンパスに残された教科書の多さに気づきこのサービスを始めた。
アメリカだけではなく、アフリカの子供たちに教育を施すNPOなどとも協力体制を取り、世界の識字率向上にも貢献している。
https://www.recycle-tsushin.com/news/detail_1754.php

⑤海外のその他リユース

ここまで実店舗やEC、フリマアプリを紹介してきたがリユース業界の在り方は何もそれだけではない。ここではその他の取り組みについてまとめた。

ユニークな青空市の正体
トラッシュ&トレジャーは、オーストラリアのプティ社が運営する同国で最も歴史の古い青空市場。無料の駐車場のほか、トイレや軽食、ATMなども場内に置かれている。通常のブースへの出店料は3000円だが、慈善団体は申し込めば無料で出店可能。
https://www.recycle-tsushin.com/news/detail_1487.php

急成長のコレクター向けオークション
Catawikiは2008年にオランダのRene Schoenmakers(CEO)とMarco Jansen(CTO)によってコレクター向けのコミュニティサイトとして出発したオンラインオークションハウス。各分野に専門の競売人がいることが強み。
https://www.recycle-tsushin.com/news/detail_1691.php

自社デビットカードで決済する買取りサービス
Material Worldは女性がクローゼットの中身を簡単にリフレッシュし、よりおしゃれを楽しむ手助けをするために設立されたハイブランドのファッションアイテム買い取りサイト。自社のデビットカードを使用して決済する手法が特徴だ。
https://www.recycle-tsushin.com/news/detail_2217.php

まとめ

今回は海外のリユース業界について見てきた。日本にはない形態や、様々な在り方があった。海外進出や越境ECなど国内の業界は海外でのシェア拡大を目指す。その土地に合わせた展開方法が肝心になるだろう。

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