《仕事ができる人の1日》修理工房ウッディプロ、マネージャー 富田啓二さん

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《仕事ができる人の1日》修理工房ウッディプロ、マネージャー 富田啓二さん

2020年01月08日

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骨折からかすり傷、美容整形にも対応
「きれい」にこだわる家具の整形外科病院

富田さん.jpeg修理工房ウッディプロ(千葉県鎌ヶ谷市) マネージャー 富田啓二さん


59歳。子どもの頃から模型作りや自転車の改造をするのが好き。大手引越会社に勤務している時、引越中に傷をつけてしまった家具を直す修理会社があることを知り、数ヵ月後に転職。その後独立し、25年前に「ウッディプロ」を立ち上げる。15年前からは「家具の整形外科病院」と称し、家具をはじめ様々なものを修復。8年前から息子も一緒に工房で働いている

仕上がりの美しさにこだわり

「強くしっかり直すのは当たり前。美しくきれいに直す」をモットーにしている修理工房ウッディプロ。マネージャーの富田啓二さんがこだわるのは、仕上がりの美しさだ。下の写真の修理例は潰れた木の箱の角に硬質樹脂を使って、形を整え復元したもの。言われなければ、樹脂とはわからない仕上がりだ。

修理.jpeg▲茶器を入れる箱の修理例。上のスマホ画面が修理前で、木箱の角が潰れてしまっている。下が修理後。硬質樹脂を潰れた部分に付け、ヤスリで形を整える。さらにその透明の樹脂の上に筆で木目を描いている

現在、家具の修理は8割、その他が2割。個人の他、引越業者、アンティーク家具店、画廊などからも依頼がくる。「最近はネットでレトロな家具を購入した方が修理を依頼されるケースも増えています」と富田さんは話す。

イームズラウンジチェア直します

富田さんは手掛けた修理例をブログにアップしているが、アクセス数ダントツ1位は「イームズラウンジチェア」の修理だ。肘掛の部分が壊れることが多く、その修理方法をアップしている。本来は外側に金具が見えることはないが、富田さんは独自に考え出した、補強金具を取り付ける直し方をしている。そうすることで、故障が少なく、長く使えるようになる。

「イームズラウンジチェアはリプロダクト品も多く、外見は同じでも構造がかなり違います。その違いも面白く、ブログでは比較しながら修理例を紹介しています」と富田さん。こうした記事を読んで、修理を依頼するお客が増え、これまでに30脚ほど修理を手掛けている。

イス.jpeg▲椅子の張り替え作業をする富田さん。家具のほか、スピーカーキャビネット、陶器、人形などの修理をすることも

富田さんの七つ道具

色々な道具を駆使するが、主に使う道具は以下の4つ。

道具 - コピー.jpeg

①スプレーガンこれで塗料を吹き付ける
②ヤスリパテなどを削って成形するのに使用
③マスキングテープ家具に印をつけたり、メモがわりにしたりと色々な用途に使用。テープの太さは24mmがちょうど使い勝手がいい。白いテープは、筆で塗料を塗り、色味を確かめるのにも使っている
④面相筆眉毛など細かな部分を描く筆を使い、木目を描いている(下写真)

筆.jpeg

 

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