コンタクトレンズ製造販売のシンシアが、リユースPOS「タロス」を買収した理由

検索

コンタクトレンズ製造販売のシンシアが、リユースPOS「タロス」を買収した理由

2024年01月29日

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コンタクトレンズ製造販売のシンシア(東京都文京区)が昨年11月末にリユース店向けPOS開発・提供を行うタロスシステムズの株式を51%取得し、連結子会社化した。異業種企業による買収として話題となった。買収の背景を中村健太郎取締役事業推進部長に聞いた。

シンシア 中村健太郎シンシア
中村健太郎
取締役事業推進部長

── リユースPOSのタロスシステムズを買収したのは意外でした。その背景はどういったものだったのでしょう。

中村 コンタクトレンズの業界は価格競争が厳しく、収益を上げるのが難しくなってきています。そのため、コンタクト以外の分野でも利益成長を図ることを会社で意思決定しました。その上でどんな分野をやるかというと、1つはパッケージソフト会社の買収、もう1つが自由診療の医療法人の支援です。そういう中でご縁があったのがタロスでした。

── ということは、リユース分野への参入は偶発的なものですか。

中村 正直、最初からリユースを狙っていたわけではありません。ただ、SDGsなど社会課題解決につながる分野にはフォーカスしていて、リユースはそのど真ん中です。また、国内でこんなに伸びているマーケットもそうはありません。リユース業界は非常に面白いと感じています。

有料会員登録で記事全文がお読みいただけます

第576号(2024/01/25発行)15面

Page top
閉じる