エコリングがFC展開、直営店を加盟店に売却

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エコリングがFC展開、直営店を加盟店に売却

2018年08月13日

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要約すると.ブルー.png

・エコリングがFC展開に乗り出す
・新規出店加速が主な目的
・既存の店舗をパッケージにして販売する


1A_1.pngのサムネイル画像▲FC加盟店を募集する同社のホームページ

直営人材を新規出店に充て出店加速

エコリングがFC展開にに乗り出すのは、創業以来初めてのこと。
同社では直営で79店舗を運営しているが、その内50店舗程度を加盟店に向けて売り出す考えだ。
3~5店舗で年商5億円程度の規模にパッケージ化する。
営業権の売却価格は1店あたり2000万~3000万円を想定しており、投資効率(ROI)で10%程度になるよう設定する。
「FCは看板やノウハウだけではうまくいかない。実績が既に出ている店舗を引き継ぐことで、投資計画が立てやすく安心して加盟して頂ける」と桑田一成社長は話す。

1A_2.JPG ▲桑田一成 社長


同社がFC展開に乗り出す狙いは大きく2つある。ひとつは、店舗展開の加速だ。
直営だけで拡大を図るには人材育成の問題があり出店スピードを上げられずにいた。
既存店を加盟店に引き継ぐことで得た資金や人材は、新規出店に充てることが可能となる。
出店スピードを加速させ、将来加盟店に引き継ぐモデルを回していく。
2つ目は、自社で運営する業者間ウェブオークション「エコオク 」の出品量を増やすことだ。
加盟店は原則このオークションまたは同社を通してヤフオク!で買取品を売却する。
その他商品は同社が買い上げる。店舗数を拡大させることで 、「エコオク」への出品量を増やしたい考えだ。
加盟店に対しては 、1ヵ月間の買取研修等を行うほか、1年間程度はウェブカメラ等を用いた遠隔サポートを提供する。
加盟対象は法人となるが、「リサイクル業界以外が主なターゲットと考えている。
ただ、エコリングの看板を用いて、当社指定のルートで売却するという条件に合意頂けるのではあれば問題ない」(同氏)。
また、「買取店を当社が買い取る、またはエコリングの看板やノウハウ等を用いて再生するというアプローチも動いている」(同氏)と話す。
2025年には直営で70店、加盟店で140店の合計210店舗の展開を目指す。

第445号(2018/08/10発行)1面

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