CREARC、ANAと提携、旅行者に訴求

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CREARC、ANAと提携、旅行者に訴求

2018年10月15日

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5-A1.png▲個人間で撮影機材を貸し借りする「Totte」

安心強みの撮影機材CtoC
ANAと提携、旅行者に訴求

CREARC(東京都港区)は9月、撮影機材のシェアアプリ「Totte(トッテ)」iOS版をリリースした。登録者は現在数百名で、独自の補償システムにより安心感を提供できるのが強み。またANAと提携し、国内外の旅先で撮影機材をレンタルするサービスも始めていく。


トッテにはプロのフォトグラファーやビデオグラファー、趣味で機材を所有する人らが貸し手として登録している。個人間で自由に貸し借りができるが、出品できる機材はCREARCが選定する物に限定。市場単価数十万や数百万円クラスのスチールカメラやビデオカメラ、レンズ、ドローン証明など。


基準値として、貸出期間1周間で3000円以上での取引を想定している。同社は貸し手から取引額20%分の手数料を得る。機材の補償は時価総額に応じ補償料が変動する仕組み。全世界対象で、訪日客が日本で借りて起きたトラブルや、日本で借りた人が海外に持ち込んだ際に起きたトラブルも補償の範囲内。同社はトッテの認知拡大を狙い、ANAセールスが運営する旅の提案サイト「Look for your style」と連動。旅行者がクーポンを使い、マイルも貯められトッテを利用できる取り組みを始めた。


「東京五輪が近づいているので、訪日客に向けて現地で撮影機材を調達できる便利なサービスとしても打ち出していく。多言語対応も考えていく」(五十嵐典之社長)目標登録者数は1年で4万人。

5-A2.png▲五十嵐典之社長

第449号(2018/010/10発行)5面

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