MAKE VALUE、中古車パーツで売上85%増

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MAKE VALUE、中古車パーツで売上85%増

2019年02月27日

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3-A①.JPG▲工場でバンパーやタイヤなどを解体

中古車パーツで売上85%増
越境ECで海外販売狙う

総合リユースを行うMAKE VALUE(東京都中央区)は前年から売上高を85%伸ばし、5億2000万円となった。同社は総合リユース事業、カーパーツ事業、遺品整理事業、自動車販売事業、不動産事業と幅広い事業を展開している。なかでも、カーパーツ事業が好調で売上高の2億円超を同事業が占めた。

同社は今期上半期の売上高で5億円を超え、最終的には10億円を見込む。3年前に始めた、カーパーツの解体販売が売上増の要因。車の解体事業者と業務提携を結び、同社は解体時に使えそうなパーツを解体業者から買取り、リユース品として扱う。井上巨望社長は「リユースできるものはほぼ全て。ヘッドライト、テールランプ、フロント、ドア、タイヤ、ホイール、ガソリンなど。車はマグロと同じで捨てるところがない」と話す。

また、需要の高いパーツの場合、そのまま中古車として販売するよりも、一旦解体してパーツごとに販売するほうが高く売れるケースもあるという。解体したカーパーツは一般向けに楽天、ヤフオク!、アマゾンでEC販売している。福岡北九州と千葉市原に工場を所有する解体業者と提携し、常時5000台、1万パーツを用意している。同社は今後も解体工場の拠点拡大を目論む。「海外に行くと、どこの国でも日本車を見かける。例えばモンゴルでのプリウスの人気は恐ろしいくらい 。国内外問わず、日本車パーツの需要は高い」(井上社長)今後は越境ECサイトでの販売や、BtoBの販売を展開し事業拡大を狙う。

3-A②.JPG▲井上巨望社長

第458号(2019/02/25発行)3面

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